モデルナ・ジャパンは８月10日、鈴木蘭美代表取締役社長が12月31日付で辞任すると発表した。辞任理由は、鈴木氏の「個人的な理由」だとしている。鈴木氏は今後、日本におけるビジネスが円滑に進むよう引き継ぎなどを行うが、日本法人のビジネスの意思決定には関与しない。後任が決定するまでの間、オーストラリアのジェネラルマネジャーであるマイケル・アズラック氏が日本のジェネラルマネジャー代行を兼任し、アズラック氏が当面の日本における経営上の責任者となる。

鈴木氏は2021年11月にモデルナ・ジャパンの初代社長に就任した。社長としての約２年の在任期間に、日本におけるモデルナの拠点づくりや、新型コロナワクチン・スパイクバックスの変異株対応ワクチンの一変承認取得、アカデミアとの協業関係の構築などに尽力した。