AI問診は「ないと困るもの」 AI活用の機運高まる
長野医療生活協同組合 長野中央病院
公開日時 2023/09/01 00:00
長野中央病院(長野市)の内科では、紹介状なしで訪れた初診の患者にAI=人工知能を使った事前問診を行っている。2019年の試験導入から4年。以前は、看護師が行っていた事前問診をAIが代わりに済ませておくことで、問診までの待ち時間や人件費の削減などにつながった。ある医師は、専門領域外の診療を行う場合や若手医師のトレーニングなどにも有効ではないかと話す。そしてAI問診が「ないと困るもの」になった同院では、医療従事者のAIに対する心的なハードルが下がり、「便利なものはどんどん取り入れていこう」という機運の高まりにつながっている。(岡山友美)長野市街地の中心に位置する長野医療生活協同組合長野中央病院(322床)の内科待合室――。紹介状なしに来院した1人の患者に、事務職員からAI問診「Ubie」(ユビー...