中医協総会は、抗がん剤・レットヴィモ、全身型重症筋無力症治療薬・ウィフガート、遅発性ジスキネジア治療薬・ジスバルの３成分について費用対効果評価の結果に基づき、薬価を引下げることを了承した。医療機関における在庫への影響等を踏まえ、新薬価適用日は、2024年２月１日。尋常性乾癬治療薬・ビンゼレックス、脳血管攣縮発症抑制薬・ピヴラッツは「H1（市場規模が100 億円以上）」、直接作用型第Xa因子阻害剤中和剤・オンデキサは「H2（市場規模が50億円以上）」となり、費用対効果評価の対象となったが、分析の結果、価格調整は行われない。

費用対効果評価の適用により、薬価が引き下げられるのは以下。新薬価の適用日は、2024年２月１日。

▽レットヴィモ（セルペルカチニブ、日本イーライリリー）
その他の腫瘍用薬
レットヴィモカプセル 40mg　現行薬価：3,680.00 円→新薬価：3,674.10 円
レットヴィモカプセル 80mg　　　　　　6,984.50 円→　　　　6,973.30 円
H1（市場規模が 100 億 円以上）

▽ウィフガート（エフガルチギモドアルファ（遺伝子組換え）、アルジェニクスジャパン）
　その他の生物学的製剤
ウィフガート点滴静注400mg　現行薬価：421,455 円→新薬価：388,792 円
H1（市場規模が 100 億 円以上）

▽ジスバル（バルベナジン トシル酸塩、田辺三菱製薬）
ジスバルカプセル 40mg　現行薬価：2,331.20 円→新薬価：2,297.90 円
H2（市場規模が 50 億 円以上）