施設間の連携で地域密着型医療の質向上を図る岐阜県の県北西部地域では、国保白鳥病院を基幹病院とするネットワークシステム“県北西部地域センター”の参加施設が中心となり、2020年に地域医療連携推進法人県北西部地域医療ネットを立ち上げた。少子高齢化の進行とともに広域かつ医療資源も潤沢とはいえない同地において地域医療の仕組みをより強化し、持続可能な地域・へき地医療体制を構築する狙いがある。国保白鳥病院が中山間部に点在する国保診療所を人材面でサポートするほか、同院と診療所間で相互交流を進めるなどの一体的な取り組みにより、地域医療の質の向上に加え、医師の働き方改革にも寄与しているという。同法人代表理事および国保白鳥病院病院長の後藤忠雄氏に新たな地域医療モデルのポイントや取り組みの...