ノボ 「ノボラピッド注フレックスタッチ」1月から供給減 日本IDDMネットワークも代替薬変更を要請
公開日時 2024/01/10 04:51
ノボ ノルディスク ファーマは1月5日、ノボラピッド注フレックスタッチが24年1月から段階的な供給の大幅減になると医療関係者に情報提供を開始した。これに伴い同社は、自社代替品のノボラピッド注フレックスペン、ノボラピッド注ペンフィルについて、24年1月初旬出荷分より出荷量を増加(概ね110%以上の出荷状況)すると説明。ノボラピッド注フレックスタッチからの代替薬変更を要請している。
◎1月9日に限定出荷に関する「第3報」を公開
今回のノボ ノルディスク ファーマの発表に対し、認定特定非営利法人「日本IDDMネットワーク」は1月5日に「ノボラピッド注フレックスタッチを使用している方は、早めに主治医と代替品への切り替えについて相談してください」との患者・家族向けのメッセージをHPに掲載。1月9日には、同剤の限定出荷に関する「第3報」を公開し、代替薬として、①ノボラピッド注フレックスペン(ノボ ノルディスク ファーマ)、②ノボラピッド注ペンフィル:ノボ ノルディスク ファーマ、③インスリン アスパルト BS 注ソロスターNR「サノフィ」(サノフィ)-をあげている。
なお、「24年1月以降に他薬剤へ変更のご検討を要請すると同時に、すべての患者を2024年1月~3月末までに 代替薬等に変更いただく必要がある」と警鐘を鳴らしていた。