ノボ ノルディスク ファーマと住友ファーマは５月30日、２型糖尿病治療薬「オゼンピック皮下注 2mg」について、国内におけるプロモーション提携契約を締結したと発表した。契約に基づき、両社が共同で、2025年７月から医療機関への情報提供活動を行う。住友ファーマのMR数は約450人で、専門MR制は敷かず、全MRがオゼンピックの情報提供活動を担う。ノボ ノルディスク ファーマは製造販売承認を引き続き有し、製造、供給を担う。

住友ファーマは、複数の糖尿病治療薬の開発や情報提供活動を行ってきた実績を有している。提携の目的についてノボ ノルディスク ファーマは、「糖尿病領域において豊富な情報提供の経験と強みを有しているノボ ノルディスク ファーマと住友ファーマがプロモーション提携をすることにより、同剤の処方を必要としているより多くの 2 型糖尿病のある方にお届けすることを目指す」としている。

ノボ ノルディスク ファーマのキャスパー ブッカ マイルヴァン代表取締役社長は、「本提携により糖尿病領域に専門性を持つ ２社が協働し、日本のより多くの２型糖尿病とともに生きる方々の血糖管理の改善をサポートし、健康アウトカムに寄与することで、慢性疾患治療に貢献できることを期待している」と述べた。

住友ファーマの木村徹代表取締役社長は、「本提携により糖尿病領域での両社の関係が一層強化される。両社協働してより多くの 2 型糖尿病のある方に同剤をお届けすることで、治療に貢献していく」とコメントを寄せている。