アリックスパートナーズパートナー＆マネージングディレクター服部浄児パートナー木村哲哉コンサルタント四宮豪前回の連載第３回では、国内製薬企業が企業価値を向上するために有効な施策の全体像を示し、グローバルトップと比較して著しく高い販管費に着目し、足元の収益性改善に向けた人件費最適化の必要性と方向性を解説した。第４回では、グローバルトップと労働生産性に差がある国内製薬企業が注目すべき営業モデルのトレンドを紹介すると共に、人件費と並んで販管費の大きな塊である研究開発費最適化の必要性と方向性を説明していきたい。アフターコロナのＭＲ営業モデルかつて生活習慣病向けの低分子薬をクリニック中心に販売していたプライマリケア全盛の時代は薬価環境が今ほど厳しくなく、収益性に余裕があった各社はSOV（ShareofV...