モデルナ・ジャパン 新社長に長山和正氏 エーザイでチーフストラテジーオフィサーなど要職歴任
公開日時 2024/03/04 04:50
モデルナ・ジャパンは3月1日、長山和正・取締役パートナーシップ&ストラテジーオフィサーが同日付で代表取締役社長に就任したと発表した。長山氏は中央大学法学部を卒業後、2002年4月にエーザイに入社。同社で常務執行役チーフストラテジーオフィサーなどを歴任後、22年4月にモデルナ・ジャパンに入社し、同年11月からこれまで取締役パートナーシップ&ストラテジーオフィサーを務めていた。
モデルナ・ジャパンでは、23年8月に鈴木蘭美社長(当時)が「個人的な理由」で12月31日付で社長を辞任すると発表。8月以降、後任が決まるまでの間、オーストラリアのジェネラルマネジャーであるマイケル・アズラック氏が日本のジェネラルマネジャー代行を兼任し、アズラック氏が日本における経営上の責任者となっていた。
長山氏は社長就任にあたり、「モデルナにとって日本は非常に重要な市場」とした上で、「現在、私たちは日本の医療に貢献すべく、感染症、免疫腫瘍、希少疾患、自己免疫疾患といった領域におけるアンメットニーズに対応するため、幅広いmRNA医薬品の開発を進めている。私たちは、mRNA医薬で最大の貢献を果たすため、これまで以上にステークホルダーの声に耳を傾け、共に協力していくことで日本の医療を進展すべく邁進していく」と抱負を述べた。
長山氏は、エーザイに新卒入社後、コーポレートストラテジー部長、コーポレートベンチャーキャピタル部長、常務執行役チーフストラテジーオフィサーなどの要職を歴任。在籍中には米国Duke University School of Lawで法律学の修士号を取得し、ニューヨーク州弁護士として登録された。22年4月にモデルナ・ジャパンにパートナーシップ&ストラテジーオフィサーとして入社し、同年11月から取締役となった。東京都出身。43歳。