大正製薬HD 新社長に上原茂氏 上場廃止後の新体制発表
公開日時 2024/07/03 04:50
大正製薬ホールディングス(HD)は7月2日、上場廃止後の新体制として、代表取締役社長に上原茂大正製薬代表取締役社長を選定したと発表した。新体制の発足は7月1日付。創業家主導の経営陣による自社買収(MBO:マネジメント・バイアウト)を実施し、4月9日をもって上場廃止となっていた。
MBOは、創業家出身の上原茂氏が代表取締役社長を務める大手門株式会社が実施。7月1日付で大手門株式会社が形式上、旧大正製薬HDを吸収合併し、商号を大正製薬HDに変更した。なお、旧大正製薬HDの上原明代表取締役社長は新体制に伴い退任した。
上原茂新社長は1976年5月生まれ。慶應義塾大学卒業後の2000年に大正製薬に入社。取締役副社長医薬事業グループ総括を務め、12年6月から代表取締役社長に就任した。大正製薬HDでは11年10月から取締役副社長を務めていた。選定理由について「環境の変化に対応し、中長期的な視点から抜本的かつ機動的な施策に取り組み、一定の事業リスクを伴う経営戦略を迅速かつ果敢に実行するため」としている。