肥満症薬ウゴービ 節目の「6カ月」過ぎの動向
糖尿病内科で40~50代への処方が主体
公開日時 2024/12/01 00:00
食欲抑制剤サノレックス(一般名・マジンドール)と一部の漢方薬しかなかった肥満症治療薬として約30年ぶりに発売に至ったウゴービ(同・セマグルチド)。GLP-1受容体作動薬の体重減少を応用した薬剤で、投与対象や期間などの点でサノレックスよりも使いやすいとされ、肥満症治療に新たな展開をもたらす薬剤だ。一方、最適使用推進ガイドラインの対象であり、投与基準の一つに「適切な食事療法・運動療法を6カ月以上行っても、十分な効果が得られない」ことが挙がっている。そこで今回は、2023年11月の同ガイドライン公表からほぼ1年、および24年2月の発売から6カ月以上が経過したウゴービの動向を、インテージリアルワールドの統合医療データベース「CrossFact」をもとに検証する。CrossFactは、調剤レセプトや社...