テルモ 協和キリンから医薬品7製品を承継・販売移管 周術期のソリューション提案力を強化
公開日時 2024/12/03 04:49
テルモは12月2日、協和キリンから周術期に用いる急性循環不全改善薬7製品の製造販売承認の承継及び販売移管を受けると発表した。製造販売承認を承継するのはイノバン4製品、販売移管するのはドブタミン3製品。両剤とも周術期(術前・術中・術後)に患者の血圧を上げるために用いる昇圧薬(急性循環不全改善薬)。
テルモは周術期に広く使われる製剤として降圧薬、麻酔鎮痛薬を販売中。今回、昇圧薬をラインアップに加えることで医薬品ポートフォリオの拡充を図り、「周術期におけるソリューション提案力をさらに強化する」としている。
イノバンは協和キリンが製造販売承認を取得し販売を行ってきた。ドブタミンはテルモが製造販売承認を取得し、これまで協和キリンに販売を委託していた。販売移管により今後はテルモが自社販売する。