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塩野義、アステラス、NTTデータ 「DTx流通プラットフォーム」開発・運用で基本合意 利用環境一元化

公開日時 2025/05/27 04:49
塩野義製薬、アステラス製薬、NTTデータは5月26日、「DTx流通プラットフォーム」の開発・運用に向けた検討を開始する基本合意書を締結したと発表した。業界標準のプラットフォームを実現することで国内DTxのスムーズな普及と発展を目指す。DTx流通プロセスの標準化・医療機関の利用環境の一元化など、DTxの利用に必要な機能を統一化することで医療機関やDTx開発企業の負担を軽減する。また、患者の医療アクセス向上にも寄与したい考え。

DTx(Digital Therapeuticsの略)とは、モバイルアプリケーションなどを通じて、疾患等を治療、管理、予防するために、エビデンスに基づいた治療介入を提供するデジタル治療サービス。新たなモダリティ(治療手段)として注目されている。ただ、DTxの普及に際しては、「個社がそれぞれの方法でサービス提供することで、利便性を損ないDTxが浸透しない」などの課題がある。3社は今回の基本合意を踏まえ、「共創」の核となるDTx流通プラットフォームの利用環境を開発することで、DTxの早期普及につながると期待している。

塩野義製薬の三春洋介DX推進本部長(執行役員)は、「各社の強みやノウハウを活かした“共創”に取り組むことで、国内DTxのスムーズな普及につながる価値の高いプラットフォームが提供できると確信している」と強調。アステラス製薬のAdam Pearson氏(経営戦略担当)は、「DTx流通プラットフォームを実現する方法を探索し、患者にベネフィットをもたらすため、3社の基本合意書締結を嬉しく思う」と述べた。

NTTデータの安地亮一第二インダストリ統括事業本部長(執行役員)は、「DTx普及がわが国の健康増進や医療費の抑制といった重要な社会課題の解決に資する営みであると確信し、患者、医療機関にとって使いやすく、安心してお使いいただけるプラットフォームづくりに取り組む」とコメントした。

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