育成を考える
公開日時 2025/08/01 00:00
医師・個人事業主(サージラボ)中村浩己人の育成は、どんな組織にとっても最重要課題の一つである。大企業であっても、商店街の小さな店であっても、人が育たなければ組織は存続できない。そこで、今回は、人の育成に焦点を当てて考察してみたい。部下が育たないと嘆くのは上司の敗北人の育成とは本当に難しいものだ。特に、現代は、ハラスメントと言われることを恐れて、上司が及び腰になっていることが少なくない。しかし、やるべきことをやらずして、部下が育たないと嘆くのは、上司の敗北に他ならない。最初に、育成の意義と目的から考えたい。改めて言うまでもないことだが、組織は、一人ひとりが十全に力を発揮することで、初めて人数分の駆動力が生まれる。半人前の人がいると、組織に期待されるだけの人的リソースを保有していないのと同じだ。...