映画を通じ発達障害に理解呼びかけ
映画監督 君塚 匠 さん
公開日時 2025/09/01 00:00
薬の服用を契機にADHDを受容「不器用でポンコツな自分が必死に這い上がっていく様を多くの人にわかってほしかった」――。映画監督の君塚匠さん(60)はこのほど、自らが発達障害の1つであるADHD(注意欠如多動症)と診断されていることを公表した。メガホンを執った映画「星より静かに」には自身の経験を投影。ADHDの主人公が周囲に支えられながら生活を送る姿を通じて、ADHDをはじめとする発達障害への理解を呼び掛けている。治療薬の効能を実感したことを契機に自身の障害を受け入れ始めたと語る君塚さん。映画を通して伝えたい思いや、障害と“共存”しながらの生活、欠かせない存在と語る薬への向き合い方について伺った。(岡山友美)〔略歴〕東京都出身。1964年11月生まれ。日本大学藝術学部映...