マルホ オゼノキサシン含有外用抗菌薬を承認申請 にきびやとびひの適応で
公開日時 2014/07/24 03:52
マルホは7月23日、オゼノキサシンを含有する外用抗菌薬について、化膿性炎症を伴うざ瘡および表在性皮膚感染症の適応で承認申請したと発表した。オゼノキサシンは富山化学が創製した新規キノロン系抗菌化合物。マルホは富山化学と、ざ瘡の原因菌であるアクネ菌、とびひの原因菌となる黄色ブドウ球菌に対して抗菌活性が高いことから外用抗菌薬として共同開発を行ってきた。
表在性皮膚感染症は、皮膚表在菌が毛穴や傷に侵入して炎症をおこす皮膚疾患で、かみそり負け(毛瘡)やとびひ(伝染性膿痂疹)などの総称。ざ瘡は一般的に「にきび」と呼ばれる。マルホは、ざ瘡治療薬として内服抗菌剤である経口用ペネム系抗生物質のファロム(一般名:ファロペネムナトリウム水和物)を販売中で、この3月には過酸化ベンゾイルを有効成分とした外用薬を申請している。