武田薬品は６月27日、新型コロナワクチン・ヌバキソビッド筋注１mLについて、LP.8.1系統に対応したワクチンを一変申請したと発表した。

厚労省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の小委員会は５月28日、2025/26シーズンの定期接種で使用する新型コロナワクチンの抗原組成は、WHOの推奨と同様に、「１価のJN.1、KP.2もしくはLP.8.1に対する抗原又は令和７年５月現在流行しているJN.1系統変異株に対して、広汎かつ頑健な中和抗体応答又は有効性が示された抗原を含む」とされた。武田薬品はこれに対応したワクチンを申請した。

また、今回の申請は、品質の抗原株の変更に係るデータに加え、LP.8.1系統を抗原株としたヌバキソビッド筋注１ｍLが直近のSARS-CoV-2変異株（LP.8.1、LP.8.1.1、JN.1、KP.3.1.1、XEC、XEC.4、NP.1、LF.7及びLF.7.2.1）に対しても中和抗体を産生することが認められた非臨床データに基づく。