FRONTEOとマルホ 皮膚科領域でAI創薬の共創プロジェクト始動 標的探索や仮説生成の早期化に期待
公開日時 2025/07/14 04:49
FRONTEOとマルホは7月10日、AI創薬支援サービスを活用した皮膚科領域での創薬標的探索に関する共創プロジェクトを開始したと発表した。両社の知見と強みを活かし、皮膚領域での創薬の効率化と成功確率の向上を図り、革新的な医薬品の創出を目指すとしている。
プロジェクトでは、初期段階から両社の研究者が密に連携することに加え、FRONTEOのAI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory」(DDAIF)を活用。新規性の高い標的分子探索や仮説生成の早期化などを通じて、最適なタイミングでウェット研究に移行させることで、研究開発スピードおよび成功確率の向上を目指すという。
DDAIFは、自然言語処理に特化したAI「KIBIT(キビット)」と、FRONTEOの創薬研究者およびAIエンジニアの知見を組み合わせたAI創薬支援サービス。疾患関連遺伝子ネットワークの解析や、標的候補に関する仮説構築を通じて、医薬品開発における研究者の意思決定をサポートするもので、複数の製薬企業で導入されている。