スズケン・宮田社長 「細かく厳しく価格管理する」 流通改善GL受け

公開日時 2018/05/11 03:50
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スズケンの宮田浩美社長は5月10日、本町記者会で行った2018年3月期(17年度)決算説明会見で、4月から実施された流通改善ガイドライン(GL)を受け、得意先ごと、品目ごと、カテゴリーごとに「細かく厳しく価格管理するよう指示している」ことを明らかにした。それにより収益改善を図る。
 
同社は18年度、医薬品卸売事業では薬価改定やC型肝炎薬の販売縮小の影響などで売上高2兆円を下回る2.4%減を予想する一方、3.5%の営業増益を計画。新事業の強化、希望退職者による管理費削減とともに、厳格な価格管理によって実現を図る方針だ。

宮田社長は「トップラインが伸びない中で、利益を棄損してはこの業界は魅力がないとなってしまう。今回の流通改善ガイドラインはラストチャンスなのかなと。そこで現行の価格水準を維持しながら、(薬価から)大きく乖離が出ないように、川上、川下が一体となって改善しなければならない。18年度の上期までの妥結状況が重要なポイントだと思う」と指摘した。どの程度薬価差を圧縮する方針かは「数字が1人歩きする」として明かさなかった。
 
そのうえで、「1品1品単価を決めていく。時間と労力はかかるが、得意先ごと、品目ごと、カテゴリーごと、細かく厳しく価格管理するよう指示を出している。現場に裁量を持たせない形でやっている。得意先からは相当怒られると思うが、それは我慢するしかない。今回は本当にラストチャンス。適正な利益を得なければ継続的な投資できない。しっかりやっていきたい」と、納入価交渉には強い姿勢で臨む考えを示した。

利益面で厳しい状況が続く後発医薬品(GE)についても、取り扱いを見直す考えを明らかにした。推奨品目を「メーカーごとより、カテゴリーごとに製品を絞って、物量を分散させず効率化することで、GEで収益を確保できる。それができるようにメーカーの施策と、我々の考え方が合っている製品を集中的に購買することは大事だろうと思う。こうして在庫、返品を整理しないと、トップラインが伸びない中では、利益構造にならないので、方向を変えていく」と説明した。
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