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エムスリー 東工大発ベンチャーのメディギア社に出資、関連会社に がん治療用ナノデバイスを開発

公開日時 2018/12/03 03:50

エムスリーは11月30日、東京工業大学発バイオベンチャー企業のメディギア・インターナショナル(田中武雄代表取締役、本社:横浜市)に総額1億円を出資し、持分法適用関連会社にしたと発表した。メディギアは、ナノサイズの高吸水性樹脂を用いてがん細胞を包み込み、酸素や栄養の供給を遮断してがん細胞を兵糧攻めにするナノデバイス(医療機器)を開発中。これは、全ての固形がんを治療対象とする薬物治療に依存することのない世界初のコンセプトに基づくがん治療法という。2023年を目途に上市を目指している。

開発中のナノデバイスは、低侵襲治療であるほか、物理的な作用機序のため治療効果に患者の個体差がないと考えられ、安価に製造できるという。

高齢がん患者では、治療による身体的負担や副作用から、侵襲を伴う手術や薬物療法、放射線治療といった標準的な治療に消極的な“無治療”の選択肢も増えている。エムスリーは、「メディギアの技術は、このような高齢のがん患者を含めたがん治療法に行き詰っている患者に対し、希望する生活の質を維持しながら人生を送ることを実現する『体にやさしいがん治療法』を提供する」ものとしている。

エムスリーはメディギアに対し、薬事戦略・研究開発支援、患者リクルーティングの加速化などの臨床開発支援に加え、ナノデバイス上市後は医師向けマーケティングや調査の支援も行う予定。

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