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EFPIA 創薬官民パートナーシップIMI2をスタート

公開日時 2014/07/15 03:50

 欧州製薬団体連合会(EFPIA)は7月9日、欧州委員会(EC)とEFPIAの創薬に関する官民パートナーシップ(PPP)である「革新的医薬品イニシアチブ」(IMI)の第2次プロジェクトといえるIMI2を発足させたと発表した。


IMI2は、2008年から発足したIMIが13年に成功裏に終了したことを受け、これを継続。EUならびにEFPIAが投入する予算も合計33億ユーロ(IMIでは20億ユーロ)に増額、14年から20年に向けて実施する。


IMIの基本コンセプトは、画期的新薬の開発を目的として、医薬品産業、大学など研究機関、規制当局、患者団体が連携するもの。医薬品産業が資金および人材を提供、EUも資金を出資、官民一体となった取り組みとなっている。


IMI委員会のRoche Doliveuz議長(UCB社CEO)は、各国の財政逼迫の現状を考慮し、ヘルスケアの分野では、EU市民およびEU経済にとって効率的な投資が求められていると指摘した。その上で、「IMIは科学部門を成長させるばかりでなく、将来のEU経済の基本的原動力となる」と指摘。「医薬品研究における新規科学の潜在的な力を活用するために必要な共通基盤を提供してくれる」とIMIの目的を説明した。


EC研究イノベーション総局(DGRI)のRuxandra Draghia-Akii部長(保健担当)は、「IMI2は、健全な欧州社会を構築するために科学的研究開発を前進させる目的をもって医薬品業界、学術研究パートナー、中小企業、患者を一体化させるIMIの精神を持続させる」とIMI2ではIMIの精神を受け継ぐとの意思を明確にした。そのうえで、「このことは、EU市民の健康のためばかりでなく、今、欧州が必要としている、健全な社会が安定と成長を支えることを示すEU経済にとっても不可欠なことだ」とIMIの必要性を強調した。


EFPIA研究ディレクターグループのPaul-Peter Tak議長(グラクソスミスクライン上級副社長)は、IMI2で力点を置きたい領域として、個別化医療、アンメットメディカルニーズに対するR&D強化、研究から実用化への橋渡しの迅速化のための規制面での改善-などを挙げた。

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