大日本住友 新型コロナワクチン接種で大阪府薬剤師会に協力 薬剤師資格保有の従業員が
公開日時 2021/06/21 04:50
大日本住友製薬は6月18日、大阪府薬剤師会が担う新型コロナウイルスのワクチン接種の補助業務に、薬剤師資格を持つ従業員が協力すると発表した。活動期間は8月31日までで、一部はすでに7日から予診票の確認や薬剤管理などの補助業務に従事している。
活動はワクチン接種の早期完了を目指し、同社が薬剤師会に協力を申し出たことで実現した。同社には薬剤師資格を持つ従業員が約600人おり、このうち関西地区所属の従業員を対象に、接種の協力者を募集してきた。同社によると、6月末までに約30人が参加する見込みで、協力者はボランティア休暇制度を利用して活動する。
新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり大阪市では、早期の接種を目指して、大阪市各区の集団接種会場とは別に、大規模接種センター(場所:インテックス大阪会場)を開設し、7 日から接種を開始している。大規模な接種を長期間行うことになることから、円滑に接種を実施するために、医療従事者を十分確保することが必要となっていた。
同社は、「この活動が早期のワクチン接種完了の一助となることを期待している。新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束のために、引き続き各方面から情報収集を行い、関係機関とも連携しながら速やかに対応していく」とコメントしている。