バイエル薬品とUbieは11月24日、子宮内膜症など婦人科疾患での協業を開始すると発表した。Ubieの提供するWeb医療情報提供サービス「ユビーＡＩ受診相談」と、バイエル薬品の女性の体の悩みと生理痛の情報提供サイト「生理のミカタ」を情報連携させるというもの。「ユビーＡＩ受診相談」を通じて婦人科疾患に関連する症状を回答した場合に、バイエル薬品の「生理のミカタ」へのリンクが表示され、リンク先で各婦人科疾患に関する情報が取得できるようになる。両社は、婦人科疾患の認知向上と早期発見に寄与することを目指す方針だ。

UbieのWeb医療情報提供サービス「ユビーＡＩ受診相談」は、生活者の適切な医療へのかかり方をサポートするサービスで、気になる症状から、関連する病名と適切な受診先を調べることができ、今年9月現在で月間 300 万人以上が利用している。かかりつけ医等地域 医療機関や、#7119等の救急車対応、厚生労働省等の公的な電話相談窓口への適切な受診行動を支援している。

一方でバイエル薬品は、生理痛および婦人科疾患などの情報提供サイト「生理のミカタ」を展開している。両社は今回のネット上での情報連携を通じ、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症、機能性月経困難症の情報提供を充実させることにしており、疾患の認知向上と早期発見に寄与したい考えだ。