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GSK 慢性リンパ性白血病の適応症でオファツムマブを承認申請

公開日時 2012/05/09 04:00

 

グラクソ・スミスクラインは4月27日、ヒトモノクローナル抗体オファツムマブについて、慢性リンパ性白血病(CLL)の効能効果で承認申請を行ったと発表した。同剤は「既治療の慢性リンパ性白血病」を予定の効能・効果の取得を目指し開発され、希少疾病用医薬品の指定を受けている。
 

慢性リンパ性白血病は、成熟した小型リンパ球が末梢血、骨髄、リンパ節などで増殖する悪性腫瘍。厚労省の患者調査(08年)によると、国内患者数は2000人と推計されている。治療にはシクロホスファミド、フルダラビン等の化学療法などが治療の選択肢とされているが、これらの治療により治癒を期待することはできず、再発・再燃を繰り返し、最終的には死亡に至る難治性の疾患である。

最近では、分子標的薬の抗体療法も注目されており、そのうちのひとつがオファツムマブ。同剤は抗CD20ヒトモノクローナル抗体であり、CD20分子を標的とする。海外ではフルダラビンおよびアレムツズマブに抵抗性の慢性リンパ性白血病に対する治療薬として承認されており、NCCNガイドラインでも再発・難治性の慢性リンパ性白血病に対する使用が推奨されている。



抗体療法は注目されているものの、国内では治療選択肢が欧米に比べて少なく、リツキシマブやアレムツズマブなどが未承認。アレムツズマブは、細胞表面に存在するCD52抗原に選択的に結合するヒト化モノクローナル抗体だが、同剤も含めて、海外に比べ、新薬の開発が遅れており、残念ながら開発後期の段階にはない。 
 

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