中医協・総会 ゾメタなど8品目の薬価了承
公開日時 2004/11/28 23:00
中医協は11月26日、総会を開き、新薬6成分8品目の薬価を了承した。このう
ち、日本チバガイギー(ノバルティスファーマ)の悪性腫瘍による高カルシウ
ム血症用剤「ゾメタ注射液4mg」(成分名:ゾレドロン酸水和物)は、類似薬
と比べ、カルシウム濃度低下率が高く、再発予防期間が延長されていることな
どから、有用性加算(2)の補正対象となり、1瓶4万1257円と算定した。6
成分とも12月8日薬価収載予定。
また、シェリング・プラウのインターフェロン製剤「ペグイントロン皮下注用
50μ(マイクロ)g/0.5mL用」「同100μg/0.5mL用」「同150μg/0.5mL用」
〔ペグインターフェロンアルファ-2b(遺伝子組換え)〕も同加算(2)対象
で、それぞれ1万6585円、3万2447円、4万8047円。科研製薬の成長ホルモン
分泌不全症診断薬「注射用GHRP科研100」(塩酸プラルモレリン)も、検査時
間短縮で患者負担が軽減するなどで同加算(2)対象になり、8499円。
その他の3成分3品目は次の通り。トリセノックスは類似薬がないため原価計
算方式で算定。
B型肝炎治療用剤「ヘプセラ錠10」(アデホビルピボキシル)グラクソ・スミ
スクライン=1334円▽急性前骨髄球性白血病治療用剤「トリセノックス注10mg」
(三酸化ヒ素)日本新薬=3万5230円▽気管支拡張剤「スピリーバ吸入用カプ
セル18μ(マイクロ)g」(臭化チオトロピウム水和物)日本ベーリンガーイ
ンゲルハイム=220.2円