アステラス アスピリンによる消化管障害予防にガスター有効
公開日時 2009/07/14 04:00
アステラス製薬は7月13日、低用量アスピリンによる消化管障害の予防にH2ブロッカーのガスター(一般名:ファモチジン)が有効であるとの臨床試験結果が、英国医学専門誌「ランセット」に11日付(現地時間)で掲載されたと発表した。
行われた臨床試験は「FAMOUS」というもので、アスピリン75~325mg服用中の患者404人を対象に、ガスターを1日40mg投与した群とプラセボ群に割り付けて、3ヵ月後の消化性潰瘍発症率を比較した。その結果、胃潰瘍の発症率はプラセボ群で15%だったのに対し、ガスター群では3.4%で、ガスター群で有意に発症を抑制した。十二指腸潰瘍もガスターは有意に抑制した。