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久光・中冨社長 競合のロキソニンテープ「当社の牙城に迫ってない」

公開日時 2009/07/28 04:01

久光製薬の中冨博隆社長(写真)は7月27日、都内で開いた新中期経営計画の説明会で、最主力品の外用鎮痛消炎剤モーラステープに08年7月に第一三共のロキソニンテープが市場参入して競争激化していることについて、「私はモーラス派。まだ当社の牙城には迫っていない」などと述べ、外用鎮痛消炎剤の専業メーカーとして大手企業に対しても十分、競争優位に立っているとの認識を示した。国内MR数は現在の650人体制を今後も維持する方針。

同日発表した新計画は09年度(10年2月期)~13年度(14年2月期)の5ヵ年計画。最終年度の13年度にはモーラステープ及びモーラスパップで、合計売上高970億円(08年度実績=839億円)、非ステロイド性外用鎮痛消炎剤市場で54%以上(50.9%)のシェア獲得を狙う。

モーラステープ・モーラスパップの10年度薬価改定影響をどの程度盛り込んだかに関して同社は、「激しい価格競争に巻き込まれていない。08年度改定と同じ傾向で、全体よりも抑えた形」と説明しており、平均乖離率の範囲内にとどまるとの見方を示した。

新計画では、日本市場の事業強化と、世界最大の米国市場と成長著しい中国などアジア市場への本格進出を柱に、13年度の連結業績で売上高は1900億円(5か年の年間平均成長率=8.8%増)、営業利益は435億円(6.0%増)――を目指す。

日本市場では、モーラステープ・モーラスパップの売上最大化のほか、現在申請中のがん性疼痛用薬HFT-290や同非がん性疼痛用薬BTDSの両剤を合計200億円以上に育成する。一方、海外事業は現在5%台の海外売上高比率を13年度に15%以上に引き上げる。海外販売目標は330億円。このうち米国市場は240億円で、現在公開買い付け中のノーベン社の売上高100億円を折り込んだ。

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