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日本リリー 新規2型糖尿病治療薬エキセナチドを日本で承認申請

公開日時 2009/08/18 04:01

日本イーライリリーは8月17日、新規2型糖尿病治療薬のGLP-1受容体作動薬エキセナチド(=一般名、米国製品名:バイエッタ)を日本で承認申請したと発表した。申請日は8月12日付。食後のインスリン分泌を促進する消化管ホルモン「GLP-1」に作用する世界初の薬剤。食後高血糖の改善のほか、低い低血糖発現率や体重コントロールに有益なことが確認されている。同社によると、今回の国内申請では、SU薬などの経口糖尿病治療薬と併用して使用する内容になっている。

GLP-1はヒトの体内にある消化管ホルモン。すい臓のほかに胃、肝臓、脳にも作用して、食後の血糖値を調整する。同剤は、体内のGLP-1と同様にGLP-1受容体に結合するため、体内の血糖値に応じて作用する。このため、高血糖時だけすい臓からのインスリン分泌を促進し、低血糖の発現を抑えるとされる。

同剤は1日2回皮下注射するタイプだが、同社は現在、日本で週1回注射タイプのフェーズ3試験を行っている。同剤は05年に米国で発売して以来、世界60カ国以上で上市している。同剤の08年売上高は7億5000万ドルで前期比16%増だった。

 

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