患者・医療機関が流通を変える
公開日時 2009/09/29 00:00
煩雑で不透明さが漂う流通コストにメーカー側が負担感を感じ始めた。医薬品を購入するユーザー側の医療機関は国公立、DPC病院を中心にコスト抑制のためにより安く買いたいという動機を強めている。医薬品卸が川上、川下に挟撃される。その中で、大手調剤チェーンは、大手小売・コンビニや商社と提携に加え、勢力拡大も進め、卸に対する存在感を高めてきている。安価に迅速に購入したいというニーズを受け物流大手のヤマトグループが新しい担い手として出現した。ユーザーニーズも多様化する中で医薬品流通もまた、新規参入も含め多様化の時代を迎えそうだ。変化の胎動を追った。(小林志帆、酒田浩、神尾裕、寄稿:サプライチェーンロジスティクス研究会代表・保高英児)流通コストの負担感、価格引き下げ圧力の高まり医薬品流通変化の予兆重くなって...