市場開拓型企業としてトップシェア目指す植込み型心臓ペースメーカや薬剤溶出ステントなど、常に新しい治療領域の改革に取り組んできた日本メドトロニック。市場開拓型企業をめざし、各治療領域でトップシェアを狙う。島田隆代表取締役社長にこれからのデバイス市場開拓への意気込みを聞いた。（沼田佳之、望月英梨）－まず企業理念についてお聞かせください。島田社長：企業理念はハッキリしています。「痛みを和らげ、健康を回復し、寿命を延ばす」を私たちの使命と位置づけています。患者さんのＱＯＬの向上を前提に、健康で長生きできる生体工学技術の応用を目指しています。これが世界共通のミッションです。現在は植込み型ペースメーカや薬剤溶出ステントなど、心臓疾患に用いる医療機器（デバイス）などに加え、パーキンソン病、糖尿病、脊髄疾患...