全米インフルエンザワクチン週間を展開
公開日時 2010/01/15 04:00
米国保健福祉省（HHS）と疾病予防管理センター（CDC）は、１月10～16日まで、新型インフルエンザ（H1N1）ワクチン接種推奨キャンペーンを行う「全米インフルエンザワクチン接種週間（National Influenza Vaccination Week：NIVW）」を展開している。
医療従事者・一般消費者へのインフルエンザワクチンの啓蒙することに加え、ワクチン接種率を向上させ、新型インフルエンザの流行拡大を抑制するのが目的。
HHS長官はじめHHS,CDC幹部らが学会、一般向けセミナーで講演、幅広くワクチン接種を呼びかける。各州などでも同様イベントが開催される予定だ。
米国では、一定の教育を受けた薬剤師はワクチン接種が可能なため、米国薬剤師会（APhA）は、ワクチン接種に積極的な協力を求めているほか、全米チェーンドラッグストア協会（NACDS）も、全米加盟薬局8万人のワクチン接種薬剤師はいつでもワクチン接種に対応できる態勢にあるとの声明を発表している。
オバマ大統領は９日、同週間の開始を宣言。ワクチン未接種者に同週間を契機に接種を呼びかけた。NIVWは毎年実施されているが、今年はH1N1対策が中心となった。