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旭化成ファーマ 臨床入り前の新規緑内障治療薬を米ベンチャーに導出

公開日時 2010/04/06 04:00

旭化成ファーマは4月5日、同社が創製し、緑内障治療薬を目指し開発中のRhoキナーゼ阻害剤AK138について、日本と韓国を除く全世界の独占的開発・販売権を米バイオベンチャーのアルテオス社に供与する契約を締結したと発表した。旭化成側が受ける契約一時金やマイルストーンなどの金額は非開示。導出先は、開発コードを「ATS-907」とし、今年中にも臨床試験入りする予定という。

Rhoキナーゼ阻害剤は、旭化成ファーマの製品では、くも膜下出血術後の脳血管れん縮を改善するエリル点滴静注液が同じ作用を持つ。しかし近年、同阻害剤が、目の中で産生される房水の流出を促し、眼圧を下げることが明らかになっているという。日本では他に、参天製薬と宇部興産が、緑内障・高眼圧症治療薬を目指し、同阻害剤の開発を進めており、現在日米でフェーズ1/2の段階にある。

旭化成ファーマにとって眼科領域は重点領域外のため導出となった。ライセンス契約で除かれた日本と韓国での開発方針について同社は「あらゆる可能性を含め検討中」とし、導出も視野にあるものとみられる。

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