片頭痛に経口抗CGRP薬 肺線維症で新クラス経口薬
より患者負担が小さい治療法が実現へ
公開日時 2025/08/01 00:00
ミクス編集部がまとめた新薬パイプラインリスト2025年8月版では、特発性肺線維症に対する新クラスの経口薬であるネランドミラストや、片頭痛発作を予防する抗CGRP薬の経口薬(通称・ゲパント)、眼瞼下垂を切らずに治療する点眼薬などが申請段階にあることが確認できた。指定難病や眼科疾患などのスペシャリティ領域において、従来の治療法と比べて患者の負担を低減することが期待される。肺の線維化で息切れ予後の悪さはがんに匹敵がんに匹敵するほど予後が悪い疾患――。それが指定難病の特発性間質性肺炎の1種である特発性肺線維症(IPF)だ。国内患者数は約1万3000人と推測され、加齢とともに発症率が上昇することから、高齢社会を背景に患者の増加が指摘されている。空咳、労作時の呼吸困難などの症状が現れ、進行すると着替えや...