旭化成 年1回投与の骨粗鬆症治療薬開発 ノバルティスから導入
公開日時 2010/06/15 04:00
旭化成ファーマは6月14日、スイスのノバルティスファーマ社が創製したビスホスホネート剤のゾレドロン酸を、日本で骨粗鬆症治療薬として開発、販売する契約を締結したと発表した。得意の骨代謝疾患領域の開発パイプライン強化が狙い。同剤は欧米などですでに年1回投与の骨粗鬆症治療薬として販売されている。旭化成ファーマはフェーズ1から開発を始めるとしている。
同剤は海外では「Reclast」(米国名)、「Aclasta」(米国以外の国の製品名)の名称で、90ヵ国以上で承認されている。09年売上高は4億7200万ドルに上るが、ノバルティス日本法人によると、日本での開発の優先度などを勘案し、旭化成ファーマにライセンスすることになった。今回の契約に伴う一時金などライセンスに関する費用は開示していない。