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ヤンセン 関節リウマチ薬ゴリムマブを国内承認申請 月1回皮下注

公開日時 2010/07/06 04:02

ヤンセンファーマは7月5日、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤ゴリムマブ(一般名、開発コード:CNTO148)について、関節リウマチ治療薬として日本で6月に承認申請したと発表した。同剤は月1回の皮下注製剤で、競合他剤に比べて、患者の利便性向上が期待されている。承認を取得した後の販売形態は、田辺三菱製薬との間で、同一販売名でのコ・マーケティング(1ブランド2チャネル)を予定している。

同剤は、米国やカナダではメトトレキサート(MTX)との併用で中等度~重度の関節リウマチ薬として使用されている。日本での用法についてヤンセンは、「審査中のため非開示」としているが、臨床試験ではMTX併用と単剤で試験を実施した。

ゴリムマブの販売に関しては、ヤンセンは3事業本部の中の「腫瘍・ウイルス・免疫事業本部」が担当するが、具体的に何人のMRが情報提供するかは非開示。一方、田辺三菱は関節リウマチなど6つの適応症を持つ抗ヒトTNFαモノクローナル抗体レミケード(一般名:インフリキシマブ)にゴリムマブが加わることで、関節リウマチ薬の製品ラインナップが強化される。ただ、レミケードは点滴静注製剤で、利便性の面だけみるとゴリムマブが優位だが、田辺三菱広報部は、「(ゴリムマブが承認されれば)リウマチ患者さんの病状などに応じた生物学的製剤の選択肢が広がる。大局的に見てレミケードやゴリムマブは、患者さんに応じた使い分けがなされるだろう」とコメントした。田辺三菱は現在、レミケード担当者150人強を組織している。

ゴリムマブは、ジョンソン&ジョンソン(J&J)グループのセントコア社が創製した。日本ではJ&Jグループのヤンセンが関節リウマチ薬として開発に着手、フェーズ2試験から田辺三菱と共同開発した。
 

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