あすか製薬は10月４日、千寿製薬との合弁会社「セオリアファーマ」を設立し、10月１日から事業を開始したと発表した。耳鼻咽喉科領域の事業に特化したスペシャリティ・ファーマを目指す。当面は「ベストロン耳鼻科用１％」を主力に、抗菌薬、抗アレルギー薬など９品目を販売するという。

社長には、あすか製薬専務取締役の金澤一氏。資本金は3000万円。本社は、あすか製薬と同じ東京都港区芝浦2-5-1。

両社はベストロン耳鼻科用で販売提携関係にあったが、あすかは中期経営計画で内科、産婦人科、泌尿器科を集中するとしたことから、これまで展開してきた耳鼻咽喉科領域に注力するため両社による合弁事業となったとしている。MRはあすかからの出向の13人。売上高は９品目で30億円弱という。15年度には100億円を目指す。