後発品調剤体制加算の2、3の取得率 6月より4.5ポイント増 NPhA調べ
公開日時 2010/12/10 04:01
日本保険薬局協会は12月9日、ジェネリック(後発医薬品=GE)使用促進のために10年4月の調剤報酬改定で見直された後発品調剤体制加算の取得状況を明らかにした。同加算は、GEの使用品目割合が高いほど高い点数を算定できるようにしたもので、最も点数の高い17点の同加算3の取得率が26.8%、13点の同加算2は15.5%と、それぞれ前回の6月調査より4.5ポイント増えた。
一方、加算取得なしが38,3%で、前回より8.1ポイント減、同加算1(6点)は19.5%で0.8ポイント減。高点数の方にシフトした結果となったが、GEの普及の伸び悩みも伝えられる中で、今回の結果の背景までは分析しきれていないようだ。
同加算は、処方した医薬品のうち後発品数量の占める割合が20%以上なら調剤基本料に加算する形で算定が認められている。30%以上なら同加算3(17点)、25%以上なら同加算2(13点)、30%以上なら同加算1(6点)が算定できる。
この調査は、GEに関するアンケートの中で行われた。アンケートは10月22日~11月4日まで実施され、2071薬局から有効回答を得た。前回6月調査に対し、今回は11月調査と位置づけられている。