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症状改善後の抗精神病薬の投与 一定期間減量して中止が8割 医師調査

公開日時 2010/12/14 04:00

医師限定コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアはこのほど、症状改善後の抗精神病薬の中止タイミングに関する調査結果をまとめた。精神科、心療内科の医師を対象に調査を実施し、回答医師の79.5%が「症状消失後、一定期間減量した後、中止する」と答えた。再発リスクが主な理由で、漸減期間は「3か月」「半年から1年くらい」「とりあえず半年」「3~6か月」とのコメントが見られた。「症状消失後、すぐに中止する(入院の場合、退院時にはもう処方しない)」は5.1%、「症状消失後の次回の外来時に中止する」は2.6%、その他は12.8%――だった。MedPeer会員は約3万2000人。

調査は11月1日~14日に行った。有効回答数は235件。調査は会員医師が他の会員医師に日常診療の素朴な疑問を聞き、回答を得るもの。今回の質問は、「ステロイド精神病や急性一過性精神病と診断し、抗精神病薬を投与した患者に対して、症状改善後はどのくらいの期間で抗精神病薬を減量、中止、継続しているか」という内容。

その結果、「一定期間減量した後、中止する」との回答は186件で、「症状が消退してもすぐには全ての薬を中止しない。薬は漸減しつつある程度の期間通院していただき、症状の安定を確認した上で薬を中止する。更に薬なしでの経過、症状回復を確認したいので、その後1、2か月たっての来院をお願いする」(60代、精神科)、や、「精神症状は再燃、再発を繰り返しやすいので、症状消退後もしばらく続ける」(50代、心療内科)、「再発リスクがあるため最低半年は続ける」(40代、心療内科)――などの意見が寄せられた。

「すぐに中止する」との回答は12件で、「精神病が内因性でない場合、特にステロイド精神病など薬剤性でその原因薬剤が中止されている場合は、すぐに中止で良い」(50代、心療内科)といったコメントがみられた。「次回の外来時に中止」は6件で、「漫然と継続すべきではないが、中止のタイミングは慎重に行う」(40代、心療内科)、「慎重に減量する方がいつもいい結果になっている」(30代、心療内科)とのコメントが寄せられた。

「その他」の回答では、「ケースバイケースなので、一概には言えない」(40代、精神科)、「ケースバイケース。質問に『ステロイド精神病や急性一過性精神病と診断し、抗精神病薬を投与した患者に対し』とあるが、経験上それだけではないことが多い」(40代、精神科)、「急性一過性精神病などで症状が消失したとしても、本来、脳の脆弱性があって発症したものと考えられる。それ故、ごく少量の維持量を設定し、中止はしない」(60代、精神科)――などのコメントが見られた。
 

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