日医工は１月13日、10年11月期（09年12月～10年11月）決算を発表した。国のジェネリック（GE）使用促進策の追い風に乗り、調剤薬局を中心に普及が進んだことで、２桁の増収、営業増益となった。

売上高、利益とも過去最高となった。発表によると、経口プロスタグランジンE1誘導体製剤オパプロスモン錠、高脂血症治療薬メバン錠、ロイコトリエン受容体拮抗薬プランルカストカプセル、持続性Ca拮抗薬アムロジピン錠、血行促進・皮膚保湿薬ビーソフテンローション・軟膏が「堅調な売上」を示した。純利益の伸び率が低いのは、工場休止関連費用がかさんだことなどによるもの。次期も市場拡大を見込み、２桁増収・増益を計画する。

【連結業績（前期比）11年11月期予想（10年11月期比）】
売上高　　643億5200万円（17.4％増）774億円（20.3％増）
営業利益　70億9700万円（13.6％増）85億円（19.8％増）
経常利益　68億8300万円（12.4％増）80億円（16.2％増）
純利益　　38億6500万円（2.7％増）45億円（16.4％増）