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アステラス 米アヴェオ社とVEGFR阻害薬チボザニブで開発等の契約締結

公開日時 2011/02/18 04:01

アステラス製薬は2月17日、米国の医薬品会社アヴェオ社が開発中の抗がん剤tivozanib(チボザニブ)について、アジア(日本を含む)・中東を除く全世界での開発・商業化に関する契約を締結したと発表した。現在、進行性腎細胞がん患者を対象に、グローバルでのフェーズ3試験を実施中。なお、日本の開発・販売権はオリジネーターの協和発酵キリンが保有している。

 

同剤は06年12月にアヴェオ社が協和発酵キリンから導入した経口トリプル血管内皮細胞増殖因子(VEGF)受容体阻害薬。現在、進行性腎細胞がん患者を対象に、ソラフェニブを対象薬としたフェーズ3試験(TIVO-1)が進行しているほか、単剤および他の抗がん剤との併用で、乳がん、大腸がんなど様々な固形がんでの臨床試験が進行中。TIVO-1試験の結果は11年半ばに速報が判明する見通し。なお、フェーズ2試験の結果では、腎摘出を受けた腎明細胞がん患者群で無増悪生存期間(PFS)を14.8カ月延長したことが分っており、これまでに報告された既存の単剤治療薬の結果と比べて良好な結果だったという。

 

北米での開発・商業化はアヴェオ社主導(販売はアステラスと共同で実施)、欧州ではアステラス主導(販売はアステラスが実施)で実施するが、この契約に基づき、アステラスはアヴェオ社に対し、契約締結一時金1億2500万ドルを支払う。種各の開発マイルストン達成に伴う総額5億7500万ドルのほか、売上達成に応じて7億8000万ドル以上の追加一時金を支払う可能性がある。契約締結一時金は2011年3月期第4四半期の研究開発費に計上するが、通期業績予想には織り込んでおらず、業績予想を変更する予定はない。なお、北米・欧州を除く契約地域は、アステラスが独占的開発・販売権を有する。
 

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