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10年度の新薬の薬価収載成分数・品目数 15年間で最多 革新的新薬多く 薬価研

公開日時 2011/06/13 04:00

日本製薬団体連合会保険薬価研究委員会は6月10日、2010年度の新医薬品の薬価収載成分数と品目数が過去15年間(96年度以降)で最も多かったと発表した。さらにこの収載品目のうち、類似薬がない場合に用いられる原価計算方式が適用された成分数も15年間で最も多かった。アンメットニーズに応える革新的な新薬が多い年だったことになる。

10年度に薬価収載された新薬は52成分99品目(前年度実績=39成分68品目)。このうち原価計算方式で算定された新薬は19成分29品目で、10年度収載成分総数に対する原価計算方式での成分数の割合は36.5%だった。この割合も15年間で最も高い状況だった。

薬価研は10年度に収載成分数や革新的新薬が多かった背景について、国内ドラッグ・ラグ解消に向けた製薬企業の取組みや、審査当局の審査・承認スピードの改善などによるものと分析している。

なお、原価計算方式で用いられる営業利益率は19.2%だが、10年度収載分で営業利益率にメリハリが付けられた新薬は8成分12品目あり、このうち加算が6成分10品目、減算が2成分2品目だった。加算品目では、世界初の心不全患者における体液貯留(浮腫)を改善する水利尿薬「サムスカ錠」(一般名:トルバプタン、大塚製薬)が営業利益率25.0%(平均営業利益率(19.2%)×130%)と最も高い係数となった。
 

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