コントラクトMR メーカー1社平均受け入れ数50人超える 総数3000人に迫る
公開日時 2011/10/07 04:02
年々需要が高まっているコントラクトMR(C-MR)だが、10年度のC-MR数は09年度より557人増えて2932人になったことが、MR認定センターがまとめた2011年版「MR白書」で分かった。全MR数の4.8%にあたる。C-MR数の増加は、1社あたりの受け入れが増えたため。
C-MRを導入するメーカーは前年度と同じ42社。C-MR数2932人のうち2236人がメーカーと契約している(未回答メーカー2社あり。前年度1760人)。メーカー1社あたりの平均受け入れ数は前年度より11.3人増の53.2人となった。派遣型と請負型があるが、近年は派遣型が主流で約7割を占める。
増加の背景には、メーカーの欠員補充のほか、相次いだ新薬発売、またはそれに伴う他の製品の販促強化が背景にあるとみられる。C-MR数は増加傾向にあるが、導入メーカー数が横ばいで推移、導入メーカーの割合も全体の2割にとどまっている。同センターは、今後の普及について「契約企業の拡大が今後の大きな課題となる」と指摘している。