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MR認定センター・森岡企業委員長 「誇りとプロ意識を持って信頼されるMRに」制度改定へメッセージ

公開日時 2025/08/26 04:52
MR認定センター企業委員会の森岡真一委員長(アステラス製薬カスタマーエクセレンス部長)は8月25日、東京都内で開かれたMRフォーラム2025で講演し、2026年4月のMR認定制度改定に向けて、「我々一人ひとりが誇りとプロ意識を持ち、医師から信頼されるMRになっていくために一緒に取り組んでいこう」とメッセージを送った。制度改定により、MR認定制度は資質向上のためにMR自身が学び続ける「生涯学習」に焦点を当てた形へと生まれ変わる。MR自身が自ら学び、資質の向上に努めることでプロフェッショナルとしての自信と誇りを持つことを促していく。

制度改定に向けて、MR認定センターでは有識者会議や企業との意見交換会などを開きながら議論や検討を重ねてきた。森岡氏は教育研修委員会の下に設置された企業委員会の委員長として、基礎教育の実施方法などの検討に携わってきた。森岡氏は議論を振り返り、「大前提として、外部から見て生涯学習としてふさわしい方法であることを目指した」と説明。その上で「習得した知識が維持・向上できる内容であるか」「制度改定の狙いであるMRの自立・自律を促進できるか」などに着目して検討が重ねられてきたという。森岡氏は制度改定を踏まえて「医療従事者に信頼されるパートナーとして、知識に担保された自信に満ちあふれたMRを目指してほしい」と求めた。

◎基礎教育学習・認定プログラム テスト&ドリル形式で客観的に学習成果を評価

フォーラムでは、自主的な学びによる「基礎教育」と実践的な資質向上を目指す「実務教育」からなる仕組みなどについて解説があった。森岡氏が紹介した基礎教育は、基礎知識の習得・維持を目的に、MR個人で取り組む学習。MR基礎試験は受験資格を撤廃し、CBT方式で全国のテストセンターで実施される。合格後の生涯学習で取り組む「基礎教育学習・認定プログラム」は、テストとドリルを組み合わせた方式に変更される。これまで全問正解まで繰り返し行っていた基礎教育年次ドリルの仕組みを改め、テスト形式で190問中171問以上の正答を求め、効率よく取り組みながら知識レベルや学習成果を客観的に確認できる仕組みへと改める。

◎実務教育 座学だけでなく実地での実践やフィードバックを通じた改善も重視

実務教育はMR認定センターの奥田貴生教育研修部長が説明。新たな制度では「導入プログラム」と「継続プログラム」となり、成果目標を定めた体系的な枠組みとして、実践を通じた資質向上を促す。科目は「倫理」「安全管理」「技能」と企業が必要とする科目の4科目に集約。クラスルームでの知識・技術の習得・訓練だけでなく、実地での実践やフィードバックを通じた改善まで求めていく。今後、教育プロセスを構成する7つのコンポーネントについて教育担当者向けに提示・共有していくという。





◎MRポータルで自己管理 認定更新など各種手続きも個人で実施

最後に、学習や認定申請などの窓口となるMRポータルについて、MR認定センターの小日向強事務局長・企画部長が説明した。MR一人ひとりの自立や自律を促す制度改定に伴い、MR学習ポータルからMRポータルに変更され、MR個人による自己管理を求めていく。基礎教育の学習のほか、新規認定や認定更新など各種申請などの手続きも個人で行う。ポータルでは、年度ごとに行うべきプログラムが表示され、チャットボットやサポートデスクによるサポートも準備しているという。

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