久光製薬は４月10日、12年２月期（11年度）決算を発表した。東日本大震災による宇都宮工場の被災の影響などにより主力のモーラステープ群が1.6％減になるなど医薬事業部の売上高は1.6％減の950億3600万円となった。12年度は、薬価改定でモーラステープは6.5％（汎用規格）の引き下げを受けていることも影響し、横ばいを見込む。

【連結業績（前年同期比）　通期見込み（前年同期比）】
売上高　　 1377億9400万円（0.4％増） 　1425億円（3.4％増）
営業利益　　259億3700万円（8.0％減）　  233億円（10.2％減）　
経常利益　　334億9400万円（0.8％増）    302億円（9.8％減）
純利益　　　184億3900万円（12.0％減）   181億円（1.8％減）

【主要製品売上（前年同期比）、億円　通期見込（前年同期比）、億円】
モーラステープ群　　753.69（1.6％減）　754.00（0.0％）
モーラスパップ群 　  82.40（16.4％減）　80.00（2.9％減）
ナボール群　　20.46（6.5％減）　18.50（9.6％減）
フェントス　　32.72（155.0％増）　38.00（16.1％増）
ノルスパン　　3.20（-）　13.00（306.3％増）
エストラーナ　　11.33（5.8％増）　11.50（1.5％増）