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NSAIDs貼付剤 モーラスGE 数量ベースで2割弱と低調 患者の使用感影響か

公開日時 2013/06/05 05:03

関節痛や腰痛などで処方される機会が多い貼付型の非ステイロイド消炎鎮痛薬(NSAIDs)。処方患者数ベースのデータを見ると、2013年3月時点で、シェアトップはケトプロフェン(先発品名:モーラス、久光製薬)で50%を占め、ロキソプロフェン(同ロキソニン、第一三共/リードケミカル)が21%で後を追う市場動向になっている。そしてNSAIDs貼付剤市場ならではと思われるのがジェネリック(以下、GE)の使用率だ。GEが参入しているケトプロフェンでは、GE比率は18%にとどまり、昨今の大型経口薬でのGE使用率とは異なる姿を見せている。

この分析結果は、調剤薬局の調剤レセプトベースで実際の処方状況を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI)のデータによるもの。詳細はMonthlyミクス6月号の連載「医師の処方動向をよむ」に掲載している。

最近の大型経口薬では、GE初参入から6か月程度で、GE比率が30%との例もある。一方、モーラスは1998年7月にGEが初参入した。すでに特許切れから15年近くがたつが、今回の分析結果から、処方患者数ベースでのGEの浸食は小さいといえるだろう。その理由を類推すると、貼付剤は経口薬などと違って、患者が貼り心地やはがす感じなどの使用感を自覚しやすいことが最大の理由と考えられる。医師側にも、診療時に患者から使用感を告げられたりすることから、貼付剤のGEを好まない傾向が強いとの見方もある。

NSAIDs貼付剤市場でシェア2位のロキソニンにも、今月中にGEが初参入する見込み。伸縮性や粘着性などはモーラスを基準に完成度を高めたといわれる。モーラスと同様の市場動向を見せるか、それとも異なる傾向を示すか注目されるところだが、今回の分析結果を見る限り、貼付剤でのGE浸透には高いハードルがありそうだ。

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