サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●間接業務効率化＋高粗利・高付加価値…16.3月期営業利益率2%超目指す●MSは温存…高付加価値の源泉、得意先支援と販促＆情報収集を両輪に東邦ＨＤはここ2期、好調な決算だ。連結の営業利益率は1.3%・1.4%、医卸事業では0.9%・1.1%と上位3社に差をつける。その東邦ＨＤは5月27日、株式処分売出しで102億円の資金を調達するとし、併せ270億円におよぶ投融資計画（完了時期13年7月～16年3月。一部既支払を含む）を発表した。さらに6月20日には中期計画をリリース、A4版2枚強の活字で埋まった地味な体裁だ。しかし内容は社長自身が「挑戦的」というように、投融資をテコとする構造改革で、16年3月期の営業利益率2.03%を掲げる意欲的なものだ。濱田矩...