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エーザイ 肥満症治療薬lorcaserin国内開発へ

公開日時 2013/11/11 03:52

エーザイは11月8日、米アリーナ社から米国などで導入した肥満症治療薬lorcaserin(米国製品名:BELVIQ)の独占的商業化ライセンスの対象地域を、欧州、日本、中国を含む全世界(韓国、台湾、オーストラリア、ニュージーランド、イスラエルを除く)に拡大することで合意したと発表した。まだ開発計画は開示していないが、日本でも開発することになる。

 
同剤は、アリーナ社が創製した経口剤で、脳内のセロトニン2C受容体を刺激することで摂食を抑制し、満腹感を促すと考えられている。その結果、食事量を少なし、体重を落とすことが期待される。米国では、BMI30以上、あるいは少なくとも1つ以上の合併症を患うBMI27以上の成人患者を対象に、食事療法と運動療法に対する補助療法として13年6月に承認を受け、エーザイが販売している。1日2回投与する。
 
今後、1日1回製剤や食欲抑制剤フェンテルミンとの合剤、禁煙といった新しい剤形および適応の開発、糖尿病や心血管に対する本剤の影響に関する調査を共同で進めるとしている。
 
エーザイは10年7月に米州21カ国でのlorcaserinの独占的商業化ライセンスを獲得していた。今回対象地域の拡大に伴う契約一時金として6000万ドル支払う。
 
最近の日本の肥満症治療薬としては武田薬品のオブリーン錠(一般名:セチリスタット)が13年9月に承認された。同剤は、1日3回投与で、脂肪の分解酵素であるリパーゼを阻害し、消化管からの脂質の吸収を抑制することで体重を減少させる作用を持つ。
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