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ファイザー AZの買収提示 価格引き上げか?

公開日時 2014/05/02 18:00

米ファイザーは4月28日、英アストラゼネカ(AZ)を1000億ドル(約600億ポンド)で買収すると発表、AZに買収協議を求めた。AZは同日、協議を拒否する声明を直ちに発表した。ブルームバーグ通信は5月1日、ファイザーが買収提示額を1060億ドル(630億ポンド)に引き上げると同時に、買収の現金と株式の比率における現金の比率を高くする可能性があると報じた。今後、ファイザーがどのような対応をするか注目される。


今回のファイザーによる買収のオファーは、2013年11月に遡る。ファイザーのイアン・リード(Ian Read)会長兼CEOがAZに接触、統合の協議を申し出た。しかし、AZは独自路線を行くことを言明した。その後、ファイザーが1月5日588億ポンドの買収オファーを行ったが、AZは協議を拒否し、1月14日以降途絶えたという。


ファイザーのIan Read会長兼CEOが4月26日にAZのLeif Johnson会長に接触、1月よりも高い買収額を提示、統合の協議に入ることを持ち掛けたが、AZはこれを拒否した。


しかしながら、米医薬専門誌「Pink Sheet Daily」4月28日号によると、AZが4月24日開催した第1四半期決算説明会の席上で、Pascal Soriot CEOは、投資家らに、AZのR&D戦略および独自路線の戦略はうまく行っていると説明したものの合併がないとまでは発言しなかった。


同CEOは、「私が、大規模合併は価値を生まないと信じているとあなた方に語ることは実際に難しいことである。(このことは)本当に、合併する企業次第だと思う。相手を統合できるかによると考える。あなた方は2つの文化を一緒にできるか?また、うまく統合できるか?したがって、この質問には決して単純な答えはない。実際にケースバイケースなのだ」と話した。4月28日の発表前の発言だが、含みを持たせる発言ではある。


ファイザーのIan Read会長兼CEOは、4月28日の発表で、「ファイザーとAZの統合は、両社の株主に対する価値を生み出す能力を一層向上させ、患者には拡大したポートフォリオを提供できる」ほか、パイプラインの補完、投資力の増大、株主還元の強化、効率的な経営構造の構築、統合シナージーの具体化など統合のメリットを強調した。


さらに同会長は、「AZが持つ英国とスェーデンにおける科学をベースとした、イノベーションを推進する誇り高き伝統を持っている」と評価したうえで、「英国は企業が製品を作り知的所有権を保護する魅力的なインセンティブを作り出した」と英国市場の魅力を説明した。


海外メディアによると、Read会長兼CEOは、仮に交渉が成立した場合、合併後のファイザーの課税地を研究開発などに優遇税制のある英国へ移す考えだという。


なお、ファイザーが09年にワイスを買収した時の金額は680億ドルだった。
 

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