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AZ 腫瘍領域リーダー目指し、パイプラインを構築へ

公開日時 2014/06/13 03:50

 英アストラゼネカ(AZ)のPascar Soriot CEOは、まだ就任して間もない昨年6月のASCO(米国臨床腫瘍学会)総会で、同社の腫瘍領域事業について報告、AZがいかに同領域に投資を行い、同部門でのリーダーになれる要素を持っているかを語った。それから、1年後の今年6月2日、ファイザーによる買収話が冷めやらぬなか、同領域事業がどの程度進展したかを報告した。


Soriot CEOは、同日、「確かに我々は大きな成長推進力をもった」と話し、1年間で進展があったことを認めた。同CEOは、2012年にロシュから転身してきたが、パテントクリフに悩むAZを変えるために陣頭指揮を執ってきた。


2013年のASCOでは、同CEOは、腫瘍領域が同社にとっての成長領域として重要なことを示すためにASCOに参加した。2014年は、ファイザーからの買収に抵抗するためにもASCOに来て最近の努力を見せることが重要だった。


Soriot CEOは、「今年は大きな成長推進力を獲得したが、今後は、差し迫った観点からばかりでなく、ライフサイクルマネジメント(LCM)のために製品価値の拡大の観点からもパイプラインを構築したい」と話し、LCMも重視する考えを示した。そのうえで、腫瘍領域に24剤の新規化合物があることに加え、27剤の適応拡大化合物があることを指摘した。同社はこれらについては今後2-3年に申請する計画だ。


AZは、PD-1/L1免疫チェックポイント領域では先駆者ではないが、腫瘍領域では、「実行で抜きん出ていること」が成長の原動力となるということに自信をもっている。同社は、併用免疫療法の先陣を切ることとCTLA-4阻害剤tremelimumabのようなメインの(R&D)資産の開発に焦点を絞っている。


AZのMondher Mahjoubi副社長(腫瘍グローバル製品およびポートフォリオ戦略担当)は、「新規作用機序やファーストインクラス、ベストインクラスのパイプラインを拡大することが基本と信じている」と話している。
そのようなポートフォリオのなかで、「テントの支柱」は免疫にあるとし、「免疫療法はがん治療の中心の位置を占めてきた。免疫療法の分野でリーダーシップを執ることと免疫療法の包括的ポートフォリオを構築することが最も重要だ」と述べ、免疫分野強化の方針を強調した。


AZは主に以下の4分野でパイプラインを構築している。
*免疫療法:PD-1/L1、CTL-4阻害剤tremelimumab、早期段階では、OX40、CEA-BITTE。
*DNA損傷応答:PARP阻害剤olaparib、早期段階では、Wee-1、ATR、ATM。
*腫瘍促進因子および抵抗因子:FGFR、MEK、EGFR、AKT、P13K、C-METなど。
*抗体医薬コンジュゲート:moxetumomabのほかは早期段階にある。


AZの今後の腫瘍領域パイプラインが注目される。


 

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