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【World Topics】診療記録の電子化で見えてきた記載ミス

公開日時 2014/07/22 03:50

オバマケアの一環として推進されている医療情報の電子化だが、電子化が進んで見えてきたのは、医療情報、すなわち患者の診療記録(Personal Medical Record)に、かなりの頻度で、誤った記載や必要な情報も記載漏れがあること、だという。最近の調査では、診療録の95%には,何らかの記載ミスや記載漏れがみられたという。(医療ジャーナリスト 西村由美子)


誤った記載は医薬品関連に多くみられ、典型的なのは、たとえば(1)処方情報が最新のものに更新されていない、(2)投薬のドウスや投薬頻度に関する記載ミス、(3)ブランド薬とジェネリック薬が重複して記載されている、など。一方、必要事項の記載漏れもやはり医薬品関連に多く、たとえば(4)患者が常用している一般市販薬が記載されていない、(5)医薬品アレルギーが記載されていない、などの参考情報の欠落が多い。


これらの記載ミスの大半は、即座に患者の命に関わるような誤りではない場合がほとんどだが、薬の飲みあわせによる医療事故や、副作用が重大な問題となる可能性は常にあるので、慎重に配慮されなければならないと認識されている。


そのため、米国では最近、外来患者に、医師があらためて常用の市販薬に関する丹念な質問をしたり(鎮痛剤等の医薬品についてはもとより、ビタミン剤などのサプリメントについての事細かに聞かれる)、薬品アレルギーについてあらためて問診するのがトレンドになっている。医療事故がおきれば、医師や医療機関の責任がきびしく問われるからだ。


電子化されたビッグデータの解析に基づき、処方薬だけでなく、常用市販薬をふくめた投薬管理が政策課題として浮上してきたことは間違いない。オバマケアが推進してきた医療情報の電子化、公開、共有が、医療の質改善への動きを促進していることが実感されるようになった米国である。


 

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