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がん性疼痛用薬アブストラル舌下錠 医師の8割 処方増に前向き 処方きっかけ 「剤形」「即効性に期待」が多く 至適用量決定のステップ数に戸惑いも

公開日時 2014/11/01 00:00
がん性疼痛の管理は概論的には初期の軽度の痛みでアセトアミノフェンや非ステロイド系抗炎症薬を使用し、それでも制御できない中等度の痛みでは弱オピオイド薬、さらに重度の痛みで強オピオイド薬を常時服用するというのがこれまでの標準的な治療法である。そして、がん性疼痛ではオピオイド薬常用でもコントロール不能な「突出痛」があり、この場合、オピオイドを追加投与する「レスキュー」で鎮痛を図る。2013年12月、このレスキューを位置づけとする強オピオイド薬フェンタニルの舌下錠「アブストラル」が発売された。アブストラルは、口腔粘膜からのフェンタニルの吸収という意味ではイーフェンバッカル錠に次ぐ国内2製品目となる。ただ、使用法は、イーフェンバッカルが上顎臼歯の歯茎と頬の間に入れて有効成分を吸収させるのに対し、アブス...
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